【インタビュー/前編】倉冨亮太さん (ヴァイオリン奏者)







こんにちは。「水曜日のクラシック」代表の五十嵐紅です。


今回は水曜日のクラシックvol.19『静かな森の中で、』(→リンク)に出演する、ヴァイオリン奏者の倉冨 亮太(くらとみりょうた)さんにインタビュー。東京藝術大学弦楽部を首席で卒業。リピッツァー国際コンクールで第2位を受賞するほか様々なコンクールで入賞。現在はNHK交響楽団で契約団員のほか、ソリスト・室内楽奏者としても活躍しています。僕とは同い年(1991,92年生まれ)で、3度目の共演です。普段は冗談ばかり言い合う仲ですが今回はインタビューということで、真面目に質問をしてみました。



------ヴァイオリンをはじめたのは何歳ですか?


3歳からバイオリンをはじめました。


------きっかけはなんですか?


小さいころあまり喋らなかった僕を心配していた両親が、ヴァイオリンの練習をしながらディズニーの英語教材をやると頭が柔らかくなる、と勧められスズキ・メソードの早期教育をはじめたのがきっかけです。


------そのころから音楽って好きでしたか?


あんまり好きじゃなかったんですが、レッスン帰りにミスタードーナツのフランクローリー(ウインナードーナツ)を食べさせてもらえて。(笑)


------食べ物に釣られたんですね。(笑) いつから好きになったんですか?


小学校1・2年生の合奏をはじめたんですが、徐々に楽しくなってきました。小学3年生の頃に本格的にヴァイオリンを習うことになり、新たにヴァイオリンの先生を紹介していただきました。


------辞めようと思ったことはありますか?


しょっちゅう!練習嫌いだったんですが、家での指導が厳しかったので。小学生の頃、夏休みってみんな嬉しそうじゃないですか。僕は「あー練習だ・・・」って全然嬉しくなかった。(笑)



------今はどうですか?


さすがにもう辞めたいとは思わないね!音楽することが楽しいし、やっぱり一番好きです。


------弾けるようになってくると楽しくなりますね。倉冨さんにとって音楽の楽しさとってなんですか?


昔は一人で弾くのが楽しくて自分さえよければいい、うまく弾ければいいやと思ってた時期もありました。高校から室内楽で同級生と演奏するようになってすごく楽しくて、今でもみんなと演奏するのが楽しい。それが今オーケストラに行くきっかけになったと思います。


------人と演奏するとたくさん勉強になるし楽しい。あと寂しくない!(笑)  倉冨さんはヴァイオリンという楽器のどこが魅力だと思いますか?


弦楽器って人の声にものすごく近いから、自分の伝えたいことを表現しやすいなって思います。とにかく音色が好きです。


------倉冨さんが尊敬する演奏家は誰ですか?


フランク・ペーター・ツィンマーマン
イヴリー・ギトリス
ヤッシャ・ハイフェッツかな。


------名ヴァイオリニストですね。どんなところが好きですか?


ツィンマーマンはヴィヴラートが本当に美しい。知らない曲を聴いても、どの曲も壮大に聞こえる。

ギトリスは若いころが好きです。ユダヤ感満載の音で、彼にしか出せない音があります。3音聞けば彼の演奏だとわかるほど独特の音色があります。歌い回しもすごい。

ハイフェッツは小さいころから好きなんですが、習っていた先生がハイフェッツの弟子だったことも影響あるかな。(笑) ハイフェッツは神様だと思っていたんだけど、最近は彼の人間らしさが好きです。ふざけてるところとか動画があったりして。


------今回はハイフェッツ編のエストレリータも弾きますね。


たくさんレッスンしてもらいます。音源聴いて(笑)


------ハイフェッツに師事。(笑) 倉冨さんの好きな作曲家は誰ですか?


うーーん。最近はリヒャルトシュトラウス。もともとはプロコフィエフとか近現代が好きだったんだけど、最近はロマン派が好きです。


------皆さんにおすすめしたいクラシックはなんですか?


ブルッフ:スコットランド幻想曲ですね!ぜひとも聞いて欲しい。オイストラフの演奏ががおすすめ。他にはシュトラウス:バイオリンソナタだったり、リムスキー・コルサコフ:シェヘラザードがおすすめです。

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後編に続く→


まずは前編でした。後編では倉冨さんの使用楽器・弦、練習について、1日のスケジュールなどをインタビューしています。4月25日に更新予定です。



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倉冨 亮太(ヴァイオリン) 
Ryota Kuratomi

東京芸術大学音楽学部弦楽科を首席で卒業。在学中に安宅賞等受賞。同大学修士課程卒業。リピッツァー国際コンクール第2位(最高位)、聴衆賞等の特別賞受賞。公益財団法人ロームミュージックファンデーション2016年度奨学生。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2012第2位。リゾナーレ室内楽セミナーにて音楽賞、奨励賞受賞。9月よりNHK交響楽団契約団員。


五十嵐 紅(クラシックギター)
Koh Igarashi

東京音楽大学クラシックギター科卒業。第29回ジュニアギターコンクール高校生の部1位、第27回スペイン音楽ギターコンクール第2位のほかクラシカルギターコンクール、GLCギターコンクールなど様々なコンクールで入賞。2012年TEDxUTOKYOにパフォーマー、日本ギター連盟主催「新進ギタリストの競演」等に出演。現在ソリストのほか声楽、弦楽器、管楽器など様々な演奏家の伴奏者を務める。


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水曜日のクラシック vol.19

《静かな森の中で、》



森の中の鳥のさえずり、木々の音楽、夜空を中心にクラシックを選曲します。



2018年5月9日(水)19:00-20:00(18:30 Open)

原宿hall60 (原宿駅より徒歩5分)



○プログラム



マグダウェル:『森のスケッチ』より

ダカン:かっこう

ポンセ:エストレリータ

パガニーニ:カプリス第9番「狩り」
ほか



【前売】一般3,000円 ペア5,500円




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